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Channel: 音楽リスナーとPCユーザのための著作権パブコメ準備号
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コルシカ。

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乗り遅れたような。コルシカ。

買った雑誌を送料程度を負担すればOCRしてくれるなら、役に立つぞ。現物は年に一回まとめて届けてくれればそれでもいいよ。とはいえ、雑誌の品揃えとか、ORCの精度とか、ファイル形式とかにもよるから、コルシカがうまくいくかどうかは別の話。

栗ブログ(仮)
http://www.techvisor.jp/blog/archives/553
では、合法性と出版社の許諾の可能性を考えていたけれど、今の著作権法上は、だめだとして、そして許諾は得られないだろうとして、、じゃあ(ちゃんと全部買うのなら。保管はコストの問題だけど、廃棄の方法は問題となるかもね)それは「フェア」なのか、というところを考えたい。一般条項としてのフェアユースが議論されているんだから。

とりあえず、思いつくまま考えてみる。

要は、これは、「私的」な目的に限定したメディアシフト代行なわけだ。で、公表されたコンテンツを使って、コンテンツホルダーが用意しないサービスのところで、利益をあげる。実際にあげれるかどうかはわかりませんけれど。

その著作物を享受している側から見れば、財産権としての複製権や公衆送信権への対価は雑誌購入代金として支払っていて、コルシカ、書店、出版社と経由して、著作権者に届けられる。メディアシフトによって、出版社、著作権者、流通過程にある諸業種が得る対価は減少しない。

画像に広告が残るのはむしろ当然ではないか。広告が除去されるならば、コルシカを利用することで、広告主は損害を蒙る可能性もある。

スリーステップテスト的には、これを「特別の場合」としていいかどうかはわからないけど、「著作物の通常の利用を妨げず」「その著作者の正当な利益を不当に害しないこと」はだいじょぶなんじゃないか。出版社から、取次や書店の利益も害してないよね。

全部買ってない「かもしれない」とか、デジタル化されることで不正な利用が容易になるから損害がでる「かもしれない」とか、そういうことで、デジタル化で私的に得られる利便性の可能性を封じられるのは、いやだなあ。利益をかっさらわれるのがいやなら、出版社はもっと早く、もっと美しいデータで、できるはずなんだし。

どこか見逃してる?

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